2025.02.14
ウェルビーイングを高める73の行動リスト WORK05「フロー状態で夢中になって取り組む」 WORK06「チームで助け合う」
ウェルビーイングを高めるための「幸せになる練習」を実践
「良い状態 = ウェルビーイング」をつくるために毎日実践できるヒントを73の行動リストにしました。
職場やご家庭で実践できるウェルビーイングを向上させる方法を事例をまじえてご紹介します。
WORK05「フロー状態で夢中になって取り組む」
得意な仕事はもちろん、苦手な仕事も、スイスイ進む♪
作業に没頭しきっていて、気づいたら時間があっという間に過ぎていた経験、ありませんか。
この状態は「フロー」と呼ばれています。
仕事がつまらない、退屈だ、と思っている状況とは、まさに対極。仕事中、ずっとフロー状態でいたいと思う人も多いことでしょう。
フロー状態に入るために必要なのは、作業の意味や目標、そしてちょうどいい難易度。
つまり、やるべきことが明確で、やる意義のあるタスクを、やりこなせている、という感覚があるかどうかです。
好きな作業だとフロー状態に入りやすいのは、この条件を満たしやすいからです。
では、苦手な作業、意味の見出しづらい作業は嫌々やるしかないのか……というと、そうではありません。
作業の意味は、私たちの受け取り方次第で変わるからです。
たとえば、そのタスクに対して「○○大作戦」と名前をつけてみるのはどうでしょう。
怪獣退治のように、退治することそのものに意味をつくってしまうのです。
タスクをスムーズにこなすコンディションづくりも仕事のうちです。
WORK06「チームで助け合う」
困ったときは、お互いさま。協力の輪を広げて、働きやすい職場に。
仕事をしていると、同僚や上司、部下がピンチに陥っていることに気づく瞬間もあるでしょう。
「これ以上自分が大変になるのは困る」「自分の業務には関係ない」「余計なお節介と思われたら損」などと考え、サポートをためらうこともあるのではないでしょうか。
それでも、私はやはりサポートすることをおすすめします。
なぜなら、誰かをサポートし、チームに貢献することは、回り回って自分の働きやすさにつながるからです。
メンバー同士でサポートやフォローし合える関係性が確立しているチームとそうでないチーム。
安心して働けるのはどちらかと問われれば、後者ですね。
心理的安全性が高まれば、協力も進み、チームの成果も上がります。
たとえ今はそうでなくても、「働きやすいチーム」をあなた自身が少しずつつくっていけばいいのです。
職場は、人生のうちかなりの時間を過ごす場所。ポジティブなパワーは次第にチーム全体に伝染していきます。
自分自身が居心地がいいと思える場所につくり変えていくことが、ウェルビーイングへの近道です。
「幸せ体質」をつくるのは、毎日のほんの小さな行動
幸せに働くための思考、行動、習慣は、あなた次第で、いくらでもつくれます。実のところ、どんな環境でも「幸せ体質」をつくっていける一番シンプルな方法は、誰でもすぐに始められる小さなワークやアクションなのです。
書籍では、ウェルビーイングな体質をつくっていくためにおすすめの小さな行動や思考73のリストを
「WORK(仕事)」
「LEARN(学び)」
「MIND(心)」
「RESET(リセット)」
「BODY(体)」
「LIFE(生き方)」
「DREAM(夢)」
という7つのテーマに沿ってご紹介していきます。
一つひとつは、本当に小さな事柄ですが、幸福学やポジティブ心理学などの研究が裏付けになっているものが中心です。気になったものから、気軽に試してみて、ぜひ自分にピッタリのものを見つけていってください。
あなたのウェルビーイングを高める一歩を踏み出すために本書が役に立てば、これに勝る喜びはありません。