2025.02.24
ウェルビーイングを高める73の行動リスト WORK07「リーダーを引き受けてみる」 WORK08「頼れるメンターを見つけよう」
ウェルビーイングを高めるための「幸せになる練習」を実践
「良い状態 = ウェルビーイング」をつくるために毎日実践できるヒントを73の行動リストにしました。
職場やご家庭で実践できるウェルビーイングを向上させる方法を事例をまじえてご紹介します。
WORK07「リーダーを引き受けてみる」
一人で頑張らなくていい。メンバーの力を引き出すのが、リーダーの仕事。
リーダー職を任されそうになると尻込みしてしまう人は多いもの。
「自分では力不足かも」「能力がないと評価されたら」「家庭と両立できなくなりそう」と不安に思う気持ちはわかります。
ただ、リーダーを経験することは、自分の視野を広げられる素晴らしい機会です。
ぜひ、チャレンジしてほしいと思っています。
実は、リーダーに向いているのは、むしろ自分の力不足を素直に感じられる人。
というのも、リーダーは、ただ業務を高いレベルでこなせるだけでは到底務まらないものだからです。
チームメンバーのよさを認め、関係性を築きながら、それぞれのメンバーが持つポテンシャルを最大限に活かすことで初めて、大きな成果が出せるチームがつくれるのです。
みんなの力を引き出すために必要なのは、「一人でなんでもできるリーダー」ではなく、むしろ、「一人では何もできないことをわかっているリーダー」。
「自分では力不足」と思ってしまうあなただからこそ、リーダーになってみるべきなのです。
WORK08「頼れるメンターを見つけよう」
親身になって聞いてくれる、助言してくれる、心強い味方。
仕事やキャリアについて悩みや不安があるとき、相談できるメンターの存在は大きな助けになります。
「あなたはどう思うの?」と、気づきを促してくれるコーチングもありがたいですが、もっと気持ちを受け止めてくれて、ときには具体的なアドバイスもくれるメンターがいると心強いですよね。
メンターを探すときのポイントは、必ずしもあなたと近しい属性やキャリアの持ち主でなくてもかまわない、ということ。
人は誰しも、他の人とまったく同じキャリアを歩むことはできません。もしも、その先人のアドバイスの通りに行動して、同じような結果が得られなかったら、かえってガックリきてしまうと思いませんか。
悩みや不安があるときに必要なのは、親身になって寄り添ってくれる人です。
まずはあなたのありのままを認めて、話を聞いてくれる人。
そして、必要に応じて自分の経験をシェアしてくれたり、率直なアドバイスをくれる人です。メンターは複数いても、もちろんOK。
「頼れるメンターズ」をつくって、困ったときは存分に頼りましょう。
「幸せ体質」をつくるのは、毎日のほんの小さな行動
幸せに働くための思考、行動、習慣は、あなた次第で、いくらでもつくれます。実のところ、どんな環境でも「幸せ体質」をつくっていける一番シンプルな方法は、誰でもすぐに始められる小さなワークやアクションなのです。
書籍では、ウェルビーイングな体質をつくっていくためにおすすめの小さな行動や思考73のリストを
「WORK(仕事)」
「LEARN(学び)」
「MIND(心)」
「RESET(リセット)」
「BODY(体)」
「LIFE(生き方)」
「DREAM(夢)」
という7つのテーマに沿ってご紹介していきます。
一つひとつは、本当に小さな事柄ですが、幸福学やポジティブ心理学などの研究が裏付けになっているものが中心です。気になったものから、気軽に試してみて、ぜひ自分にピッタリのものを見つけていってください。
あなたのウェルビーイングを高める一歩を踏み出すために本書が役に立てば、これに勝る喜びはありません。