2025.01.13
ウェルビーイングを高める73の行動リスト WORK01「毎日の仕事にときめきを持つ」 WORK02「自分の「強み」を探す」
WORK01「毎日の仕事にときめきを持つ」
どんな役割がある?どんな意味がある?ポジティブにとらえ直す習慣を。
「……最近なんだかつまらない」「この仕事、ずっとやってて意味あるのかな」。
仕事はできるだけ効率的に、スムーズにこなす。私たちの誰もがそれを求められ、それに答えるべく日々働いています。
そういう意味では、どんな仕事も慣れて、ルーティンに変化していくのが自然でしょう。
初めてその仕事を前にした緊張感や、難しい仕事をやり遂げた達成感はどこへやら、という人も多いはず。
誰もがうらやむような、一見華やかな仕事をしている人でも基本的には同じです。
「ジョブ・クラフティング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
これは、仕事をただ「与えられたもの」「こなすもの」ではなく、「何かしら意味のあるもの」「成長につながるもの」として自分なりにとらえ直すことをいいます。
「今いるチームや部署、会社、社会にとって、自分の仕事にはどんな意味がある?」そして、「自分にとってそれは、どんな意義ややりがいがある?」。
目の前の仕事に意義を感じ、楽しみながら取り組んでいくために、欠かせない視点です。
WORK02「自分の「強み」を探す」
一番じゃなくても、「これは得意」「やってみたい」ならなんでもOK
キャリアを考えるときに必ず問われる「あなたの強みは?」という質問。
自分に強みなんてない、と困っている人も少なくないはず。
とはいえ「強み」は、必ずしも周囲に褒められる資質や、目立つスキルだけしか挙げられない、というわけではありません。
強みは他人からの評価ではなく、自分自身の感覚で見つけるもの。
「やってみよう」と思えること、心がワクワクすることは、すべて「強み」です。
たとえ、チームで一番でなくても、部署で一番でなくても、あなたが強みだと思うなら、堂々と宣言してしまってよいのです。
極端に言えば、楽しめるなら下手でもOK。
それどころか、一度も挑戦したことがなくても、やってみたいと思えるならパーフェクト。
「ワクワクの芽」は、あなたの働く幸せをつくるヒントです。
どうしても、強みが見つからない、という人は、ウェブ診断を受けてみるのもおすすめです。
自分の強みが見つかったら、ぜひそれを活かせる業務を見つけてチャレンジしてみてください。どんどん成長できるはずです。
「幸せ体質」をつくるのは、毎日のほんの小さな行動
幸せに働くための思考、行動、習慣は、あなた次第で、いくらでもつくれます。実のところ、どんな環境でも「幸せ体質」をつくっていける一番シンプルな方法は、誰でもすぐに始められる小さなワークやアクションなのです。
書籍では、ウェルビーイングな体質をつくっていくためにおすすめの小さな行動や思考73のリストを
「WORK(仕事)」
「LEARN(学び)」
「MIND(心)」
「RESET(リセット)」
「BODY(体)」
「LIFE(生き方)」
「DREAM(夢)」
という7つのテーマに沿ってご紹介していきます。
一つひとつは、本当に小さな事柄ですが、幸福学やポジティブ心理学などの研究が裏付けになっているものが中心です。気になったものから、気軽に試してみて、ぜひ自分にピッタリのものを見つけていってください。
あなたのウェルビーイングを高める一歩を踏み出すために本書が役に立てば、これに勝る喜びはありません。