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2024.10.22

第72回 日本PTA全国研究大会 講演レポート「ウェルビーイングを 社会へ広げることの大切さ」 〜学びを振り返り、今こそ一歩踏み出す 決意の瞬間を楽しもう!〜

第72回 日本PTA全国研究大会 講演レポート「ウェルビーングを 社会へ広げることの大切さ」 〜学びを振り返り、今こそ一歩踏み出す 決意の瞬間を楽しもう!〜

 

約3,000人の参加者によるウェルビーイングの対話

2024年8月23日、24日の2日間に渡り「第72回 日本PTA全国研究大会」が川崎市のとどろきアリーナで開催されました。

全国から多くの教育関係者や保護者の方が参加され、ウェルビーイング(幸福学)をテーマにさまざまな講演やセッションが行われました。

会場には約3,000人が集まり、この規模の大会では初めての試みとして、参加者全員で「私たちの目指すウェルビーイングな世界とは何か?」について対話の時間が設けられました。

これだけの参加者の皆さんと対話を通じてつながりを作れて、本当に嬉しく思います。

 

「第72回 日本PTA全国研究大会」イベント概要

「第72回 日本PTA全国研究大会」は、日本全国のPTA関係者が一堂に会し、教育や子どもの成長に関する様々なテーマについて議論を深める場です。

今大会は、ウェルビーイングの実現を、川崎の地から ~ 活かそう「縁」の力~ をスローガンに掲げ、子どもたちの心身の健康を重視した「ウェルビーイング」をテーマとして、多くの講演やセッションが行われました。

 

とどろきアリーナの会場の様子

 

講演の概要

教育分野はもちろん、様々な社会の分野において、ウェルビーイングが求められている時代です。

講演では、「ウェルビーイングを社会に広げることの大切さ」というテーマで、8年間にわたってPTA会長として活動に従事した前野マドカの経験を踏まえ、自己肯定感を高め合って活力あるPTA活動を行うには何が大切か、ウェルビーイングの重要性や具体的な実践例についてお話させていただきました。

 要旨
 ①社会のウェルビーイングの大切さを再確認する。
 ②個人の小さなアクションと仲間や周囲との協調が大きな力となることを理解する。
 ③今日から次の一歩を踏み出すことを考え決意し、行動に結び付けることを目指す。

 

PTA活動を通じたウェルビーイングの実践

前野マドカの8年間のPTA活動を振り返り、ウェルビーイングを実践するために役立った方法についてご紹介しました。

まずは自分から声をかけて挨拶や感謝の言葉を日常的に交わすことや、笑顔を忘れずにいること、いつもワクワクしている姿を見せること、相手の成長を信じて良い点に目を向けることなど、組織のウェルビーイングを高めるために取り組んでいたことについてお伝えさせていただきました。

 

健康に気をつけるように幸せ(ウェルビーイング)にも気をつける

体の健康のためには栄養バランスの取れた食事が大切ですが、心には「ありがとう」や「助かりました」といった温かい感謝の言葉が必要です。

ウェルビーイングを向上させるには、目配りや気配り、温かい声かけが大切となり、それによって自分と相手の幸福感が高まり、周囲に波及していくことをお話しました。

 

自己実現と成長への挑戦

幸せの四つの因子を例に出し、因子分析の結果明らかとなった、幸せに必要な要素である「やってみよう」「ありがとう」「ありのままに」「なんとかなる」について解説しました。

特に、人々が自己実現と成長を追求することがウェルビーイングの重要な要素であるため、夢や目標を持ち、多様な人とのつながりを大切にし、失敗を恐れず前向きに生きることの大切さについてお伝えさせていただきました。

 

自分のウェルビーイングを考えよう

ウェルビーイングのためには、自分が心地よいと思う状態や、自分が自分でいる状態を知ることが大切です。

まずは「自分を知る、自分を信じる、自分を好きになる」ことから始めて、私たちから自分らしく生きることを体現することの重要性をお話させていただきました。

 

 

最後は、これまでの講演で学んだ気づきや感想を周りの方とシェアをしていただきました。

この講演を通じて、PTA活動でウェルビーイングを実践する方法や、家庭や学校での具体的な取り組みのヒントを考えるいい機会となりました。

これからもPTAから幸せの輪を広げていきましょう!