2024.05.08
【導入事例】福井県庁様 ウェルビーイング塾 実践講座 公開のお知らせ
お客様のご要望
・福井県内の経営者の多くが労働環境の改善など、働く人のウェルビーイングを高める方策に関心があった。
・福井県庁産業労働部労働政策課様では、人を大切にする企業経営の実現に向け、ウェルビーイング経営を体系的に学ぶ機会を提供されていた。
・県内企業の女性活躍とウェルビーイング推進のための取組みを積極的に展開されていた。
・ウェルビーイング経営の実践的な方法が求められていた。
対応と結果
・企業経営幹部の方へ幸福学の研究結果に基づいたウェルビーイング経営の実践事例の紹介
・五感をひらいて自分自身の状態を整え、相手と良好な関係を築く対話のワークを実践
・相手と信頼関係を構築する方法を学び、個別対応力や質問力を高めるワークを実践
・全3回シリーズの講座(各回2時間)を毎月開講し、次回の講座までにグループで対話する時間を設定
・この活動によって幸福度を測定するウェルビーイングサークルの数値が事前と事後で3.63ポイントアップ。各カテゴリにおいて向上が見られ、特にwell-being、幸せの4因子(やってみよう・ありがとう・なんとかなる・ありのまま)全般、性格傾向が特に向上した。
福井県産業労働部労働政策課様では、ウェルビーイング向上を目指した働き方改革推進のため、地元企業の経営者・経営幹部の方向けに様々なご支援をされています。
このたび、組織のウェルビーイングを高める実践講座のご依頼をいただき、チームのパフォーマンスを高める手法を学ぶ講座を開催させていただきました。
組織の幸福度を高める「ウェルビーイング塾実践講座」
VUCA(「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」)と呼ばれる不確実性の高い時代において、自ら成長し活躍できる人材を育てるウェルビーイング経営の重要性が高まっています。
人の悩みの大半は人間関係だと言われているように、幸福度とコミュニケーションは非常に関連性が高いと言われています。
本講座では、相手と良好な関係を築くための相互理解を深めるワークや、相手の自発性を引き出す質問力の実践ワークを行いました。
幸福度日本一の福井県
福井県は、「全47都道府県幸福度ランキング2022年版」(一般財団法人日本総合研究所編)において総合1位を獲得されています。2014年版、2016年版、2018年版、2020年版に続き、5回連続の「幸福度日本一」です。
福井県には、繊維・眼鏡などのものづくり産業を中心に安定した雇用環境があり、働く女性の割合や共働き率も高く、お子様はご両親や祖父母様に見守られながら安心して勉強や運動に打ち込める環境があります。
県の施策として女性活躍とウェルビーイング推進の取組みを積極的に展開されており、このたび、働く県民の皆様のウェルビーイング向上を目的として、経営幹部の方向けに「ウェルビーイング塾(実践講座)」を計3回シリーズで開催させていただきました。
本講座のポイントは、ウェルビーイングを知識だけでなく、実際にご自身の組織で実践いただき、効果を体感いただくことです。
最初に、トランプ型のダイアローグカードを使って、楽しみながらウェルビーイングを高める良質な対話を体感していただきました。
Well-Being Dialogue Cardで良質な対話を実践
52枚のカードの裏面には、『幸せの四つの因子』に関係する問いが書かれています。
幸せの四つの因子1 「自己実現と成長」
幸せの四つの因子2 「ありがとう」
幸せの四つの因子3 「なんとかなる」
幸せの四つの因子4 「ありのままに」
「やる気に満ち溢れているのはなぜ?」
「あらゆる物事に感謝するための秘訣は?」
これらの本質的な問いで対話することで、自分を深く内省するきっかけとなり、これまで気づいていなかった自分に気づくことができます。
さらに、参加者同士で答えをシェアすることで、お互いの理解が進み、自分の引き出しも増やすことができます。
今回は、アイスブレイクとしてチームごとにダイアローグカードを使った対話を行っていただきました。
ご年齢や業界が異なる初対面の方とワークを行っていただきましたが、とても和やかに笑顔が絶えず会話が盛り上がっていたのが印象的でした。
マインドフルテイスティング 五感をひらいて感性を磨くワーク
多忙でストレスを抱える現代人のライフスタイル。
相手と良好な関係を築くためには、自分自身の状態が整っていることが大切です。
五感をひらいて丁寧に他人とのつながりや豊かさを感じることで、心を整え、相手との関係の質を高めることができます。
今回はハーブティの媒体を通じて豊かさを感じるマインドフルテイスティングのワークを体感いただきました。
ゆっくりとハーブティの色や香りを感じ、舌先に触れた瞬間の甘味や、喉を通る温かい感触など、丁寧に目の前のものに向き合い、感度を高めることで、「普段気づかなかったことに気づけた」「初めての体験だった」と参加者様からご感想をいただきました。
信頼関係を構築するコミュニケーション
続いて、相手と信頼関係を構築するステップを学び、安心して共感できる雰囲気づくりや相互理解の実践を行いました。
相互理解のパートでは、自分のスタイルや、相手のスタイルに併せたコミュニケーションの取り方についてグループディスカッションをして、自身の体験に紐づけながら理解を深めていきました。
提供サービス
ウェルビーイング経営支援
Well-Being Dialogue Card
相手の自発性を引き出す質問力のワークでは、二人一組になり、自分自身のウェルビーイングを向上させる具体的な実践について対話していただきました。
ご参加者様の声
「短期間でウェルビーイング向上のための具体的な手法をいくつも学ぶことができた。」
「仕事を含め、様々な分野で活かせると感じた。」
「”実践”と講座名にあるように実際に作業を行い考えさせられる内容であり楽しく受講できた。普段は考えないような内容を題材とした講座で新鮮だった。」
「講義だけでなく実践もあったことでより実行力が高まったように思います。」
案件名
ウェルビーイング塾 実践講座
クライアント
福井県庁様