2022.12.02
「幸福学とライフデザイン」幸せな人生をデザインするには?
社会人の学びと社会課題への挑戦の場を提供する「丸の内プラチナ大学」において、前野マドカが講師を務める「ウェルビーイングライフデザインコース(DAY2)」が開催されました。
夫で慶應義塾大学大学院教授「幸福学者」の前野隆司をゲスト講師に迎え、
「幸福学とライフデザイン」をテーマに講義を行いました。
この記事では、講義のポイントをお伝えします。
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■幸せな人生をデザインするには
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幸せな人生のキッカケは誰にでも訪れます。
しかし、やりたいことを意識していないと、時間とともに流されてしまいます。
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わたし(前野マドカ)が、夫のアメリカ留学中、近くの公園で子どもたちを遊ばせていたとき、
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仲良くなった女性から「マドカの夢は何なの?」と聞かれました。
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わたしは自信をもって「自分の子どもたちを立派に育てることです」と答えました。
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しかし、その女性はこう言ったのです。
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「それではあなたの人生を生きていることにならないよ」
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それを聞いて強い衝撃をうけました。わたしなりに使命感をもって一生懸命、子育てに取り組んでいたからです。
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その女性は、母親の夢が育児だけだと、子どもに「こうあってほしい」という親の期待を押しつけてしまうかもしれない。
子どもには子どもの生き方があることを尊重し、母親は自分の夢を叶えようとする姿を見せることがたいせつだよ。
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と伝えたかったのだと思います。
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その日から、人がイキイキと自分の人生を生きるにはどうすればいいのかを、考えるようになりました。
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この講座は、「いい状態の人生を自分でデザインするコース」です。
自分らしさを生かしながら、ワクワクできるブルーオーシャン(だれもやっていないこと)を見つけていきます。
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これからみなさんには、5,6人のチームをつくって、半年間かけてウェルビーイングに必要なことの対話を行っていただきます。
安心安全な場で対話を重ねることで、人生の友と出会えるような、素敵な体験が待っていると思いますので、楽しみにしていてください。
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■幸せの4因子
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統計学や心理学の研究から、幸福感と深い相関関係をもつ、4つの因子の存在が浮かび上がりました。
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①「やってみよう」因子
②「ありがとう」因子
③「なんとかなる」因子
④「ありのままに」因子
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「やってみよう」
自分で決定することができる人は幸せです。やりがいや強みを持ち、主体性が高い人は幸福感も高い傾向にあります。
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「ありがとう」
人とのつながりや感謝、利他性や思いやりを持つことが幸せにつながります。
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「なんとかなる」
いつも前向きで、楽観的であること。
人生において嫌なことは起こりえますが、それをポジティブに、チャレンジ精神をもってとらえることがたいせつです。
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「ありのままに」
自分らしさを保つこと。自分を他人と比べすぎず、しっかりとした自分らしさを持っている人は幸せです。
たとえ何かに失敗したとしても、落ち込んでしまうそんな自分も認めてあげましょう。
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うまくいっていないときに、この4つの因子を意識すると、気持ちがとてもラクになります。
うまくいっているときも、意識することで自分がよりよい状態になったり、チームのパフォーマンスが上がります。
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ぜひ幸せの4因子を意識しながら、今後の学びを深めてみてください。
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■印象的な自己紹介
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さいごに、半年間ともにウェルビーイングなライフデザインを学ぶ受講生同士で、自己紹介を行いました。
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その名も、「印象的な自己紹介」
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まず5人1組になって、ひとり60秒で自分を”印象的に伝える”自己紹介をします。
5人全員がおわったら、メンバーを組みかえて、こんどはひとり45秒で自己紹介をします。
またメンバーを組みかえて、こんどは30秒…とだんだん短くなります。
伝えたいポイントを絞らないと、時間内で相手に伝えることができません。
さいごは全員で輪になって30秒で自己紹介して終了。
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皆さんのいいところや、気になるポイントがわかってきました。
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おわりにチーム決めと連絡先を交換し、次回までの課題となる「ウェルビーイング・チャットチャレンジ」の内容を確認しました。
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人生の友と出会えるような、素敵な体験が待っていそうで、次の講座も楽しみです!