2023.08.23
【導入事例】LCA国際小学校様 ウェルビーイングな学校をつくる
先生のウェルビーイングをダイアローグカードで実現
お客様の課題
・子どもたちのウェルビーイングを育むため先生のウェルビーイング実現を目指していた
・「自己肯定感」や「湧き上がる意欲」を引き出すウェルビーイング教育の研修ニーズがあった
・ウェルビーイング教育の重要性をご理解いただくため保護者様とのコミュニケーションを重視していた
対応と結果
・先生向けのウェルビーイング研修とダイアローグカードによる良質な対話を実施
・保護者様向けにウェルビーイング教育の説明会とダイアローグカードのワークショップを開催
・ダイアローグカードの本質的な問いにより良質な対話が実現
LCA国際小学校様は、教育理念として「国際人を育てる」「考え、感じる力を養う」「個性を活かす」ことを掲げ、国際人としての感性を育む教育を提供されています。これからの時代で活躍する国際人を育てるためウェルビーイング教育の重要性を認識され、このたび前野マドカが先生向けのウェルビーイング研修を担当させていただきました。
先生と保護者様のウェルビーイングを実現するプロジェクトが始動
VUCA(「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」)と呼ばれる不確実性の高い時代に活躍できる人材を育成するにあたり、ウェルビーイング教育の重要性が高まっています。
山口学園長が公立小学校の教師をしていた時代、「これをしなさい」「これはやってはいけない」という画一的でルールの多い教育方針に限界を感じ、「人間教育によって日本の教育を変えたい」という思いからLCA国際小学校を立ち上げられました。
山口学園長は、子どもたちの「自己肯定感」や「湧き上がる意欲」を育てるため、先生自身がウェルビーイングであることが大切だとお考えになりました。
幸せは伝染するというイエール大学の研究結果があります。
先生が幸せだと、子どもたちやその家族にも幸せが伝染し、自分が大切な存在であるという自己肯定感が育まれ、何事にも前向きになれることが期待できます。
これからの時代を生きる子どもたちに寄り添い、心を育む教育を提供したいと考えた山口学園長より、先生向けのウェルビーイング研修をご依頼いただきました。
山口学園長の想いと研修の詳細はこちらからもご覧いただけます。
LCA国際小学校様のご要望は以下となります。
・子どもたちの「自己肯定感」を育むため先生にウェルビーイングの重要性を知ってもらいたい
・先生自身にウェルビーイングな状態で働いてもらいたい
・ウェルビーイング教育の大切さを保護者様と共有したい
ウェルビーイング研修のポイント
(研修の概要)
・ウェルビーイングとは何か?
・幸福学の基礎
-幸せの4つの因子
-長続きしない幸せと長続きする幸せ
-幸福感とパフォーマンスの関係
・ダイアログカードを使った良質な対話のワークショップ
本研修のポイントは、ウェルビーイングをご理解いただくだけでなく、実際にその効果を体感いただくことです。
先生と保護者様には、ダイアローグカードを使った良質な対話を体感していただきました。
ワークショップでは、楽しみながらウェルビーイングを高めるトランプ型のダイアローグカードを使用しました。
52枚のカードの裏面には、『幸せの四つの因子』に関係する問いが書かれています。
幸せの四つの因子1 「自己実現と成長」
幸せの四つの因子2 「ありがとう」
幸せの四つの因子3 「なんとかなる」
幸せの四つの因子4 「ありのままに」
「やる気に満ち溢れているのはなぜ?」
「あらゆる物事に感謝するための秘訣は?」
これらの本質的な問いで対話することで、自分を深く内省するきっかけとなり、これまで気づいていなかった自分に気づくことができます。
さらに、参加者同士で答えをシェアすることで、お互いの理解が進み、自分の引き出しも増やすことができます。
また、保護者様には「お子様に感謝していること」「お子様の強み」をカードに書いていただき、グループごとにシェアしていただきました。
書いたカードをお子様に手渡すことで、どれだけ大切に想われているかを実感いただくことができ、お子様の自己肯定感をより高めていただけるようなワークショップとなりました。
保護者様からは「毎日少しの時間でも子どものことをじっくり考えて、声かけする時間をとることが大切だとよくわかりました」と感想をシェアいただきました。